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新館 パビリオン・ギャラリー

 

「コモングランド−コミュニティの心」展
写真:シズコ・ホリウチ氏提供

「コモングランド−コミュニティの心」展
開催中

この展示は、明治時代の一世の渡米から現在にいたるまでの、百年を越す日系社会の歴史を紹介しています。歴史をものがたるひとつひとつの展示品や写真のコレクションは、ハワイ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、サンディエゴなど全米各地から集められたものです。

「コモングランド(一致点)」とは、ひとつのコミュニティを結び付けてきた「なにか」を指しています。それが「なにか」は違いこそすれ、人種や国が違っても、わたしたちだれもが持っているものではないでしょうか。

パビリオン2階トシオ・イナハラ博士夫妻ギャラリー及びアーマンソン財団ギャラリー、レイソ&シズカ・ミヤモト・ギャラリー、ショアン&シズコ・ヤマウチ・ギャラリーにて公開中

 

iPod Touchによる展示案内のご紹介

常設展示「コモン・グランド」を日本語の音声説明と画像、映像なども加えてご覧いただけるシステムです。iPod Touchのレンタルは無料!身分証明書の提出が必要です。詳細は博物館受付にてお尋ねくださいませ。

iPod Touch オーディオ・ツアー協賛:Nitto Tire U.S.A. Inc.

 


Video sponsored by Nitto Tire U.S.A. Inc.
 

「hapa.me – ハパ・プロジェクトの15年」
2018年4月7日~10月28日

キップ・フルベックによるハパ・プロジェクトは2001年に始まり、現在も続いています。ハパとは半分/ハーフを意味するハワイの言葉です。さまざまな人種が交じり合ったアジア系や太平洋諸島系のハパのポートレート写真を撮影したこのプロジェクトは、単一ではなく複数の人種が交じり合うアイデンティティーを肯定的に捉えてほしいとの思いから始まりました。

このたび開催する「hapa.me」展は、2006年に開催された同プロジェクト初の展覧会「キップ・フルベック:一部アジア系、100%ハパ」の続編にあたります。2006年に展示されたポートレートと「あなたは何者ですか?」という質問に対する被写体の回答、そして同じ被写体の現在のポートレートと回答を並べて展示します。15年以上の歳月によって外見だけではなく、世界についての見方や考え方も変わってきたことが見えてくるのではないでしょうか。

同展ではさらに数百人の新しい参加者のポートレートを展示するほか、来場者も自分のポートレートと回答を残してプロジェクトに参加できます。また展覧会カタログには、ヴェリーナ・ハス・ヒューストンやシンディ・ナカムラ、ケアオ・ネスミス、ポール・スピッカードらハパの著名人らによるエッセイも収録しています。

キップ・フルベックは、アーティスト、かつ現在カリフォルニア大学サンタバーバラ校芸術学部の教授。著書に『一部アジア系、100%ハパ』や『ミックスド:多様な人種が混じった子どもたちの肖像』など5冊があります。

 

佐々木 禎子(ささき さだこ、1943年1月7日-1955年10月25日)

佐々木禎子は広島に原爆が投下された時たった2歳でした。禎子は1955年白血病で亡くなりましたが、生前彼女は病床で折り紙で千羽鶴を折れば元気になると信じて鶴を折りつづけました。禎子の祈り鶴、そのうちの一羽が彼女のご家族によって2016年5月29日、全米日系人博物館に寄贈されました。

 

 

 

 

「私たちが持ってきた物――イラクとシリアからの断片と記憶」
2018年5月19日~8月5日

2003年以降、数百万人のイラクとシリアの人々が、戦争によって荒廃した故郷を離れ、自らと家族のためにより良い未来を求めて国境を越えました。そのうちアメリカに移住した難民はおよそ14万人に上ります。アメリカにたどり着いた時、彼らが持っていたのは身につけた服と、故郷から持ってきたわずかな思い出の品ばかりでした。

この「私たちが持ってきた物――イラクとシリアからの断片と記憶」展は、彼らの人生を一変させた旅を記録し、平穏を求める中で難民たちが味わってきた苦難に光を当てる試みです。著名なフリーランス写真家・著述家のジム・ロマソンは、イラクとシリアからの難民に、彼らのアメリカへの旅にとって大切な意味を持つ私物を紹介してくれるように頼みました。その私物は、例えば家族のスナップ写真であったり、代々受け継がれてきた皿であったり、幼少期のおもちゃであったりしました。ジムはそれらを撮影し13インチ✕19インチに印刷した写真をその物の持ち主に渡しました。そして写真の上に、遠く離れてきた故郷での暮らしを思い出す物として、さまざまな物の中からなぜそれを選んだのか理由を書き込んでもらいました。これらの文章はアラビア語と英語の両方で紹介されています。

この展覧会は私たちに、アラブ世界から来た難民たちのレジリエンシー(困難な状況においても自己を適応させ生き続けていく力)や、住み慣れた土地を追い出され、全てを置き去りにして、新しい国で新しい生を始めるとはどういうことなのかについて考えさせてくれます。ここに浮かび上がるテーマは、第二次世界大戦中の日系人の強制収容の経験と重なるものがあります。あの時、日系人は「両手に持てる物だけ」しか持っていくことを許されなかったのです。常設展「コモン・グラウンド――コミュニティーの心」をはじめ当館の展覧会は、日系アメリカ人が直面した苦難について実際の経験者の視点を通して紹介することで、ステレオタイプな思い込みをくつがえし、文化が異なる人々にも、それを自分のこととして考える経験を届けたいと考えています。この「私たちが持ってきた物」展でも、イラクとシリアからの移民たちそれぞれの個人的なストーリーと、彼ら一人一人が経験してきた逆境を共有することで、そのような経験をしてもらえたらと願っています。彼らが持ってきた物と激動の物語が描き出すのは、私たち人類全体を結びつけるもの――家族や友人、そして私たちが故郷たちが呼ぶ場所への愛――と言っても良いかもしれません。当館での展示では、故郷を追い出されたアジア人と中東の移民・難民たちの経験の類似点についても考察を加えます。

「私たちが持ってきた物」は現在も進行中のプロジェクトです。2010年からロマソンは、ボストン、シカゴ、ミシガン州ディアボーン、オレゴン州ポートランド、サンディエゴ、ロサンゼルスのイラクの難民コミュニティーと共同作業を行ってきました。また2011年からはボストン、ニューヨーク州セネカフォールズ、オハイオ州ベレア、フロリダ州ジャクソンヴィル、ミシガン州ディアボーン、シカゴ、イリノイ州スコーキー、アイオワ州キンバルトン、ヒューストン、オレゴン州ポートランドで展示を開催しました。ロマッソンの仕事の詳細は、lommassonpictures.comをご覧ください。

「私たちが持ってきた物――イラクとシリアからの断片と記憶」展は、全米アラブ系アメリカ人博物館(ミシガン州ディアボーン)からの巡回展です。開催にあたって、地域芸術文化協会(RACC)と、オレゴン芸術委員会、全米アラブ系アメリカ人博物館から支援をいただきました。

 

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全 米 日 系 人 博 物 館
JAPANESE AMERICAN NATIONAL MUSEUM
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