プロジェクトの紹介

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全米日系人博物館


I.国際日系研究プロジェクトとは
国際日系研究プロジェクトは、日系人の文化と社会の誕生と発展の過程を探求するために、三年間の共同プロジェクトとして、1999年の4月に始まりました。この研究では、日系人の体験を国際レベル、国家レベル、そして地域レベルで研究してきた世界各国の研究者たちが一堂に集まって、協力することになっています。全米日系人博物館は、この意欲的なプログラムの調整役として、日系研究者たちが協力して研究を進めて行けるよう、国際的なプログラムの土台を提供する役割を担っています。

II.プロジェクトの使命とその意義
国際日系研究プロジェクトの使命は、日系文化と社会に関する知識を深め、その知識を広く一般の方々に提供することです。これにより、合衆国、日本、その他北米・中米・南米を含む全世界のあらゆる日系人口を含む国々の、国家間・異文化間の相互理解を高め、絆を深めることができると私たちは信じています。国際日系研究プロジェクトによって得られた知識は、日系国家や日系コミュニティが、その過去を見つめ、現在を考え、未来に向かって視野を広げるための貴重な礎となることでしょう。

III.国際日系研究計画
一年目は、研究デザインの基本構成を作成することを、目的としています。この基本構成は、異なる専門分野をプロジェクトの参加者が共同で研究を行うための、共通の基本概念と研究の方法論を提供するものです。

二年目は、日系研究者間の知識の交換と対話が行われる予定です。また、アメリカだけでなく、世界の他の地域にまでその研究対象が拡大されます。参加研究者は、1999年6月24、25、26日に行われる国際日系シンポジウムにおいてその研究を発表することになっています。このシンポジウムは、参加研究者が、さらにこれから研究を必要とする重要な日系研究の分野を指定し、さらにお互いの研究を紹介し、その発展を助け合う目的で開かれます。

三年目には、研究成果の発表が行われます。これらの結果は、日系問題に興味のある研究者や一般の人々に容易に入手可能なように、さまざまな方法で公表されます。まず、参加研究者の方々の研究結果が編集され一冊の本として出版されます。さらに日系研究に関する参考文献の紹介と他の教育資料が国際日系研究資料ガイドとして出版されます。この三年目の結果は、さらに将来拡大され、全米日系人博物館付属の国際日系研究機関にまで発展する基礎になればと願っています。

国際日系研究プロジェクトは、以下の5つのプログラムより成り立っています。

1.国際日系コレクション
国際日系コレクションは、三年間の期間を通して常に購入拡張される日系人による手紙、政府の移民記録等の第一次資料と、学者による研究論文等の第二次資料コレクションより構成されます。参加研究者は、研究の完成に際して、博物館より支給された費用で購入した研究資料を、博物館のコレクションとして提出します。国際日系研究コレクションは、博物館のリソース・センターのコレクションの一部として、次のコレクションから成り立ちます:現物コレクション、写真、映像やビデオ、古文書、芸術作品、書籍、新聞、口述歴史、地図、チャート、関係学者の履歴書、パンフレットその他の日系関係機関の出版物等。

2.国際日系研究資料ガイド
国際日系研究資料ガイドは、一年目と二年目の間、常に拡大され、最新の資料を加え続け、三年目にその結果が出版されます。おもな対象となる読者は、教育機関、個人の研究者、教育者、学生、その他日系問題の比較研究、移民史、エスニック・アイデンティティその他の関係分野に興味のある一般の方々です。本プロジェクトは、参加研究者、機関と協力し、参加者の研究対象国の資料をガイドに加える予定です。

本ガイドは次の三部より構成されます。

  1. 日系略史と年表:受入各国における日系人の略史と年表が、参加国の研究者によって作成されます。これは、受入各国のおおきな歴史の流れの中に日系人の体験を位置づける目的でおこなわれます。年表は、日系人コミュニティに影響を与えた歴史的事件に関して、年月日、関連人物の氏名と事件の簡潔な紹介が記載されます。
  2. 注釈付き最重要文献目録:日系研究に関する重要文献のなかから、さらに選りすぐった注釈付きの文献目録が、参加文献収集家により作成されます。基本的には、学術的研究に重点がおかれますが、雑誌、新聞記事、フィルム、ビデオ等の非学術的文献、資料も含まれる予定です。
  3. 重要な日系組織のリスト:このリストは、主だった日系関係コミュニティ団体、日系研究に興味のある教育機関、コレクション、資料その他の情報を保有する機関のなかから、国際的に役立つものを選んで紹介します。

3.研究プロジェクト・マニュアル
このマニュアルは、参加研究者の協力を容易にするため、基本情報を提供するため、本研究プロジェクトの参加研究者、協力者に配られる予定です。このマニュアルには、プロジェクトの内容とその構成、基本概念の記述、学術用語の定義、参加研究者、機関、協力機関のリスト等が含まれる予定です。

4.国際日系研究ウェブ・サイト
このウェブ・サイトは、興味のある一般の方々に、本プロジェクトの内容をお知らせする目的で作られます。以下の項目において、プロジェクトが進むにつれて、常に最新の情報が掲示される予定です。

  • 国際日系研究プロジェクトの内容の記述
  • プロジェクト担当者と相談役のリストと写真
  • プロジェクト参加研究者のリスト、研究テーマの記述と写真
  • 日系移民の略史
  • 日系人口構成に関する情報。これには次の項目が含まれます:国名、総人口、日系の人口(戦前と戦後)、人種構成とその地域的分布
  • 国際日系研究資料のリスト(研究者、機関、資料の所蔵場所等)
  • 国際日系シンポジウムに関する情報

5.国際日系シンポジウム
このシンポジウムは、1999年6月24、25、26日にロサンゼルスにて行われる予定です。一年目の参加研究者15人に加えて、さらに新たな研究者が参加する予定です。第一日目は参加研究者間の対話と意見の交換を最大限にするために、共同セッションがひらかれます。第二日目は、研究者の研究テーマごとに、個別のセッションが開かれます。第三日目は、参加者の間で、最終セッションが開かれます。この三日目のセッションは一般公開される予定です。