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エミリア・ユミ・カサマツ
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全米日系人博物館


エミリア・カサマツ女史は、日系パラグアイ人二世で、アスンシオン国立大学の哲学科助教授である。女史は、スペイン語、日本語、英語、グアラニ語に堪能で、日本、ワシントンDC、パラグアイの多くの機関の会員である。女史は、ラテン・アメリカと日本の沿うご理解を深めるための多くの文化機関や、運動を組織してきた。女史はブラジルその他の国に配属された故日本大使の夫人でもある。女史はまた、多くの短編集、論文、書物の著者でもある。

e-mail: emikasa@rieder.net.py

研究テーマ:
「日系人の新しい見地:21世紀の挑戦」

エミリア・カサマツ教授の研究対象は、パラグアイや他の日系人の社会的、政治的、経済的な役割についてである。女史は、日系人コミュニティが、21世紀のパラグアイの社会的・経済的発展のためにどのような役割をはたすべきかを、探求する予定である。パラグアイ日系人は、ラテン・アメリカ諸国では、もっとも新しい歴史を持ち、その人口は、約7千人である。日系人の大半は、まだ二世の段階で、一世の影響はまだ強く残っている。21世紀の日系人の課題はパラグアイや他の南米共同市場各国(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、チリ、ボリビア)の政治的、経済的、社会的環境により緊密に溶け込むことである。



今世紀の終わりにあたって、世界はより複雑に、また政治的にも動揺してきているようだ。経済危機が復活すると、麻薬使用や、密売買が増え、それに伴って暴力犯罪も増えるであろう。都会の近郊や、農村は、また貧困状態に陥り、政治不安が増し、人々の共存を難しくするだろう。

この悪循環は、大部分のラテンアメリカ諸国に共通している問題であるが、特にパラグアイでは深刻な問題である。この問題に対処するには、国民を現代民主社会に導き、協調と共同利益に基づき国家の経済発展を促進させる指導者の存在が必要である。

メキシコ、ペルー、ブラジルなど、日系の移民が100年に及ぶ国では、日系人口の主流社会への融合は、日系人口の環境への適応力の高さによって、可能になった。これらの国では、日系人の国家レベルの指導者が現れ、国家の発展に貢献する日も全く夢ではなくなってきた。それに比べて、パラグアイ等では、移民の歴史も60年とまだ日が浅く、日系人は、国家の発展のために貢献し、積極的に政治にも参加しようとの呼びかけを行っている段階である。

本論が協調するのは、日系人の国家的指導者養成の必要性と、次世代の日系に、大志として、また義務として、国家政治への介入を呼びかけることである。

この目的を達成するためには、いろいろな手段が考えられる。国内または国際レベルの日系人の会合、日系人のための指導者養成コース、あるいは、多くの専門家や日系の若者が「自国のより良い国民となるために」をモットーに一同に集まり、日系社会に関する問題を討議する機会となるパン・アメリカン日系大会への参加等があげられる。

希望に満ちた21世紀が近づくに連れて、我々は、正直で勤勉な市民として日系社会の形成に貢献しなければならない。そして国家の発展に積極的に貢献しなければならない。