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ドリス・モロミサト・ミアサト
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全米日系人博物館


ドリス・モロミサト・ミアサト女史は、沖縄からの移民を両親にもつペルー人である。サン・マルコス大学において、法律と政治学の学位を取得した女史は、作家でもあり、詩、ショート・ストーリー、エッセイ、などの多くの著書を持ち、ペルーへの日本人移民についても出版している。また『ペルー新報』の記者でもあり、ペルー沖縄女性協会、女性のためのコミュニケーションと文化協会(COMYC)等の組織のディレクターでもある。国際日系研究プロジェクトの一年目には、文献目録編纂者として、ペルー日本移民博物館よりプロジェクトに参加した。女史は、女性問題の専門家であり、女性文化の促進に勤めている。現在の研究テーマは、日系コミュニティの象徴的、文化的、芸術的形成についてである。

e-mail: dmoromisato@blockbuster.com.pe

研究テーマ:
「ペルー日系人社会における女性らしさ、男性らしさという象徴の構築に関して」

本研究は、日系アイデンティティは存続し続けるが、それは集団的、また個人的に構築される象徴の世界と深く、複雑な関係を保っているためであると主張する。また、女性らしさ、男性らしさという象徴の構築もこのアイデンティティの形成に深い関係がある。過去100年のペルーへの日本人移民の歴史において、男女間の力関係の不均衡は、日系社会の中で、衝突と抵抗を生み出してきた。この衝突と抵抗は、家族内のいざこざから社会的に女性の進出が見られないといったところまで、公私を問わずみられる。本研究は、ペルー日系社会の以下の現状を観察しその考察をおこなう。(1)異人種間結婚が増加傾向にあること。1989年の国勢調査によると、3分の1の日系人は、非日系人と結婚している。この傾向は、はたして、人種統合をもたらすのか、それとも人種間の不調和をもたらすのか?(2)女性らしさ、男性らしさの価値、理解、意義に関して、世代間に相違がある。(3)1960年以降に生まれた日系三世の女性は、女性団体に参加したがらない。彼女たちは、それらの団体を所帯的で、分離主義だと見なし、それゆえ、キャリアを追求し、ペルー社会に同化したいという彼女らの希望を妨げると考えている。(4)女性の指導者の欠如。本研究は、公私の場における、アイデンティティと力関係の形成を、性別の観点から考察する。そのために、文章や、写真に現れるイメージや言説を数量的また非数量的方法で分析するほか、ペルー日系社会の各世代にまたがる男女にインタビュー調査を行も予定である。