フェローシップのプログラム
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フェローシップの概要
次世代リーダーを育てる対話型プログラム
渡邉利三デモクラシー・フェローシップは、次世代の日本のリーダーを対象とした1年間のインタラクティブな人材育成プログラムです。本プログラムは、グローバルな民主主義の推進と日米関係の強化を目指す若手リーダーを支援します。フェローは同期フェローや卒業生、アメリカのカウンターパートとの対話や共同作業を通じて、意義ある変化を生み出す未来のリーダーとしてのネットワークを築きます。
対話と協力、民主主義、日米関係強化の3つを主要テーマとし、いずれのテーマにおいても、日系アメリカ人の視点を通して考えることで、フェロー自身の日本人の視点に加えて、アメリカ人、移民、また社会におけるマイノリティーという多様な視点から、物事をより深く理解する機会を提供します。
毎年8〜10名の次世代リーダーが選抜され、プログラムに参加します。中心となるのは、秋に実施する2週間の訪米プログラムです。フェローは政府、民間団体、ビジネスリーダーと交流し、民主主義の原則が実践される現場を学び、個人がどのように政策や制度に影響を与え、変化を生み出しているかを理解します。訪米に先立ち、フェローは月例のオンライン・セッションと6月下旬の東京での対面オリエンテーションに参加し、アメリカの民主主義や政治制度、日系アメリカ人史、日米関係について基礎的な学びを深めます。
訪米プログラム終了後、フェローは訪米で学んだ内容をもとに一般向けプログラムを企画したり、次年度フェローのメンターを務めたり、新しい参加者の推薦や各種イベントを通じて、継続的なコラボレーションに参加します。これらの活動を通じて、渡邉デモクラシー・フェローシップは、民主主義の価値を守り、社会正義を推進し、国境を越えたパートナーシップを構築できるリーダーを育成します。
2026年度フェローシップ・スケジュール
- 2026年5〜9月:月例ミーティング(オンライン、6月を除く)
- 2026年6月19日(金)、20日(土)、21日(日、午前中のみ):フェローシップ・オリエンテーション(東京)
- 2026年9月28日(月)〜10月8日(木):訪米プログラム
- 2026年11月〜4月:フォローアップ・ミーティング
- 2027年5月:フェローシップ一般向けイベント(東京)
訪米プログラムの内容
ロサンゼルスとワシントンDCの2都市に約2週間滞在し、アメリカの民主主義をめぐる課題について学びます。フェローは、マイノリティの代表性や市民の政治参加、社会課題への取り組みなどをテーマに、政府機関、NPO、個人の果たす役割を現場で理解し、その担い手と直接対話します。特に日系アメリカ人の歴史と経験を通じて、アメリカ社会と民主主義を考察することは、公平性、代表性そして包摂性に関する理解を多角的に深める貴重な機会となります。