渡邉デモクラシー・フェローシップ—目的と目標

デモクラシー・フェローシップの目的

渡邉フェローシップ・プログラムの目的は、民主主義、リーダーシップ、多様性を促進するために、渡邉フェローとアメリカにおいて同様の立場の人々との間で、さまざまな分野にわたる対話と協力を促進することにあります。

グローバルな規模で民主主義を確固たるものとする

日本やアメリカをはじめとするさまざまな民主主義国家間の協力や同盟関係は、グローバルな規模での民主主義を確固たるものにする上で極めて重要な役割を果たします。民主主義的な価値観や制度への挑戦が国内外に存在し、誰もが相互に関わり合う世界においては、このようなパートナーシップが不可欠な安全装置となります。民主主義国家が結束することで、民主主義の原則がさらに広まり、個人の権利と自由が確実に守られ、尊重されるようなサポート体制を構築することができます。

こうした同盟関係は象徴的かつ実際的なものです。成功事例や教訓、資源を共有することで、民主主義的な制度が強化され、寛容さや多様性、公平性、社会正義を促進する政策が形成されます。さらに移民問題や気候変動、世界的な健康危機、テロなど国際協力が不可欠な、国境を越えた問題に対処する集団的能力も強化されます。アメリカ、日本、そして他の民主主義国家が緊密に連携することで、民主主義が単なる国家的な願望ではなく、グローバル・コミットメントであるという強力なメッセージを世界に発信できます。それにより変化し続ける世界情勢の中でも、民主主義の価値観が確実に育まれ、持続し続けられるのです。

主な目標

• 民主主義の構築、市民の政治参加、アート
  民主主義の価値と原則を強化し、民主主義や表現の自由を促進し、市民の政治参加を高めていく上でのアートの役割に関する対話を促進します。 

• 移民、ダイバーシティ＆インクルーション
  移民政策とその現実がもたらす機会と課題、ダイバーシティ、エクイティ（公平性）、インクルージョンを高める方策、そしてこれらの問題が私たちの国の文化的、経済的、社会的構造に与える影響について取り上げます。