即日発表 - 2022年01月25日

プレス連絡先:

Masako Miki - mmiki@janm.org - 213.830.5636

JANM

全米日系人博物館のディズカバー・ニッケイ・プロジェクトでプログラム「ニッケイ食って何?」を開催


全米日系人博物館(JANM)の、世界中の日系ディアスポラをつなげ理解を促進するウェブプロジェクト「ディスカバー・ニッケイ」は、国際青年会議所(JCI)ブラジル-日本支部およびニッケイ・オーストラリアと提携し、2月26日(土)午後3時(PST)より、参加無料のバーチャル・プログラム「ニッケイ食って何?」を開催します。このプログラムは、ニッケイ食とそれが世界中の家庭やコミュニティで果たしてきた役割を検証します。

今回のニッケイ食プログラムでは、横浜の海外移住資料館の研究員小嶋茂氏がニッケイ食についてプレゼンテーションを行います。また、日系アメリカ人ライターのギル・アサカワ氏がモデレーターとしてプログラム全体とディスカッションの司会進行を務め、ニッケイ食の意味とそれがどのように人々をつなげてきたかを探ります。その後、参加者は小グループでこのトピックについてディスカッションを行います。

プログラムは2月26日(土)にZoomで開催されます。主に英語で行われ、スペイン語とポルトガル語の同時通訳が付きます。ファシリテーターを入れた小グループでのディスカッションは、英語、スペイン語、ポルトガル語にて行われます。プログラム終了後、自由参加のカジュアルな1時間のネットワーキングの機会を設けます。

プログラムは無料ですが予約が必要です。さらに詳しい情報や登録はhttp://5dn.org/JA-programsをご覧ください。

 

ギル・アサカワは、ジャーナリスト、編集者、作家、ブロガーとして、日本、日系アメリカ人、アジア系・太平洋諸島系アメリカ人(AAPI)の文化や社会的正義の問題をブログや記事、ソーシャルメディアで取り上げています。また、日系アメリカ人やアジア系アメリカ人の歴史やアイデンティティーに関する講演者、パネリスト、専門家としても知られています。著書に『Being Japanese American』(Stone Bridge Press)があり、2022年にはアメリカにおける日本食の歴史についての本『Tabemasho! Let's Eat! 』(Stone Bridge Press)を刊行予定。ブログ: nikkeiview.com

小嶋茂は、東京学芸大学などの講師を経て、JICA横浜海外移住資料館設立に関わってきました。早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。主な著作に「日系コミュニティの将来とマツリ」(『南北アメリカの日系文化』)、「日本人移民の歴史から在日日系人を考える-ブラジル移住百周年と日系の諸相」(「アジア遊学」117)などがあります。上智大学卒。ブラジル国パラナ連邦大学歴史科修士課程修了。

国際青年会議所ブラジル-日本支部は18歳から40歳までの若い活動的な市民で構成された非営利団体である国際青年会議所(Junior Chamber International、JCI)のブラジル・サンパウロの支部。JCIメンバーは、社会のあらゆる分野で活躍する市民であり、新しいアイデア、コラボレーション、多様性を受け入れ、私たちの世界の未来に関心を抱いています。

ニッケイ・オーストラリアは、オーストラリアの日系ディアスポラに関する調査、研究、芸術・文化活動、コミュニティの情報交換を推進しています。ニッケイ・オーストラリアは、2013年、民間人収容者プロジェクトを推進するために集った研究者のグループによって設立されました。
 

###

ディスカバー・ニッケイについて
DiscoverNikkei.orgは、世界各地でコミュニティを形成している日系人の声や経験を集めた主要なオンラインリソースです。英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語に対応したこの多言語サイトは、日系の歴史と文化を記録し、世界中の日系人に学習とネットワークのためのツールを提供しています。同時に「ニッケイ」という言葉が持つ多様性や変化し続ける意味を探っています。サイトの豊富なマルチメディア・コンテンツには、ライフヒストリー・インタビューの抜粋、一人称のストーリーやエッセイ、ジャーナリストによる人物紹介、研究論文、意見論文、短編小説、レッスンプラン、世界中のイベントのリストなどがあります。開設から16年にわたり、ディスカバー・ニッケイは世界中の1,000人以上のライターによる記事を掲載し、200本近くのライフヒストリー・インタビューのビデオからの抜粋を紹介しています。コンテンツは現在、15カ国から寄せられており、現在も増え続けています。

全米日系人博物館(JANM)について
1985年の設立より、全米日系人博物館(JANM)は日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。