即日発表 - 2021年11月30日

プレス連絡先:

Masako Miki - mmiki@janm.org - 213-830-5636

第二次世界大戦の日系退役軍人と「話せる」インタラクティブな展示が開幕


全米日系人博物館(JANM)は、インタラクティブな圧巻の新展示「ローソン・イチロー・サカイのインタラクティブなストーリーファイル」をオープンしました。この展示では、画期的なストーリーテリング・テクノロジーを用いて、第二次世界大戦の退役軍人であるローソン・イチロー・サカイとの臨場感ある「対話」を体験できます。

この展覧会は、JANMがストーリーファイル社のテクノロジーを使い、非営利団体ジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズの支援と共催によって開催するものです。この新しい展示は11月28日(日)、CBS「サンデーモーニング」のゴールデンタイムの1時間特別番組 「フォーエバー・ヤング:若さの泉を探して」で特集されました。

「ストーリーファイルの人工知能(AI)アルゴリズムを使って、JANMを訪れた人がローソンと話せるようになりました。彼の人生の経験や情熱、家族、好きな食べ物についても尋ねることができるのです」と非営利団体ジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズの設立者であるコール・カワナは話します。「未来の世代もローソンと話し、彼のレガシーを学ぶことができます」。

カワナはこのプロジェクトの構想と資金調達を行い、JANMとストーリーファイルと協力し、特殊な撮影手法を使って、サカイの長大なインタビューを行いました。サカイは、アメリカ軍史上最も多くの勲章を受けた部隊のひとつである第442連隊戦闘団の一員であり、二世退役軍人友人と家族の会(FFNV)の創設者でした。彼は2020年に96歳で逝去しました。

5日間におよんだ撮影では、サカイに1,000以上の質問が投げかけられました。彼のオーラル・ヒストリーは、その非凡な人生を余すところなく伝えます。サカイは、フランスのブリュイエール解放、「失われた大隊」救出、イタリアでのゴシックライン突破など、442連隊の全ての主要な作戦に参加し、4つのパープル・ハート勲章とブロンズ・スター勲章を受章しました。

インタビューはストーリーファイル社の「キャプチャー・テクノロジー」を用いて、サカイを中心に27台のカメラを360度配置して撮影されました。この特殊な撮影技術により、将来的にはホログラフィックな展示として映像を映し出すことができます。現在、JANMにおけるサカイの展示は、等身大のスクリーンで行っています。

ストーリーファイルのAIを活用した会話型映像テクノロジーは、実際にはそこにいない人物との対話を可能にします。来館者は、サカイに質問を投げかけ、サカイが質問を考え、答える様子を見ることができ、またサカイの話しぶりから彼の感情を読み取ることもできます。

カワナは現在23歳で、2019年設立の日系アメリカ人の第二次世界大戦のオーラルヒストリーを制作する非営利団体「ジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズ」の創設者兼代表です。彼は幼い頃から日系人史に関心を抱き、両親のユウジ&エレン・カワナがJANMを支援するのを間近で見てきました。また彼の祖父母であるリチャード・ムラカミ、マサコ・コガ・ムラカミは、JANMの長年にわたる熱心なボランティアです。

その後、カワナは南カリフォルニア大学のUSCショアー財団でボランティア活動を行い、オーラル・ヒストリーについて詳しく学ぶ機会を持ちました。そこでカワナは、日系人の高齢者と一対一で交流する機会を持つ人はそれほど多くないことに気づいたのです。カワナはUSCで機械工学の学士号を取得しています。

ストーリーファイル社はこれまでに、9.11事件の生存者、宇宙飛行士、タルサ大虐殺の最後の生き証人、俳優のウィリアム・シャトナーらとのプロジェクトを行ってきました。ロサンゼルスを拠点とするスタートアップのストーリーファイル社は、最近、AIを活用した会話型映像を誰でも使えるようにする新たな家庭用プラットフォーム「ストーリーファイル・ライフ」を発表しました。

ストーリーファイル社のCEO兼共同設立者であるヘザー・スミスは、JANMおよびジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズと提携してサカイのレガシーを保存できることを光栄に思うと述べています。 「ローソン・サカイのストーリーファイルは、彼の物語を未来に伝え、交流することを実現します。人々が彼のストーリーファイルに話しかけ、彼の経験をリアルタイムで対面して学んでいるのを見るのと、胸がいっぱいになります」とスミスは語る。「サカイの物語はこれから実現していくたくさんのプロジェクトの始まりです。コールとジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズと全米日系人博物館と共にこれから数多くのストーリーファイルを作っていくのを楽しみにしています」。
 


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ジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズについて
「ジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズ」は、2019年設立の非営利団体。博物館の展示や教室での教育ツールとしての使用を目的として、日系アメリカ人の第二次世界大戦中の経験についてのAIオーラル・ヒストリー・プロジェクトを制作しています。

ストーリーファイル社について
2017年に設立されたストーリーファイル社は、AI、AR、VR、そして独自の革新的な技術を用いて、世代を超えた人と人とのつながりを創造&インスパイアし、過去、現在、そして未来をつなぎます。ストーリーファイル社は、そのストーリーを伝える人が自分の言葉で物語や体験を語る機会を提供する、世界初の会話型映像インタラクティブ・プラットフォームを開発しました。 詳細については、StoryFile.comをご覧いただくか、ソーシャルメディアで@StoryFileをフォローしてください。

JANMについて
1985年の設立より、全米日系人博物館(JANM)は日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。