即日発表 - 2021年05月20日

プレス連絡先:

Masako Miki - mmiki@janm.org - 213-830-5636

LA芸術復興基金が新たに150万ドルの助成金を全米日系人博物館に授与


image of transcendients gallery with Taiji Terasaki's weaving on the wall, a person is standing with back to camera looking at the art.

全米日系人博物館(JANM)は、LA芸術復興基金から 150万ドルの助成金を受けとることになりました。この助成金は、一年におよぶ臨時閉館を経た当館が、展覧会やイベント、その他のプロジェクトを継続していくことを支援してくれるものです。

同助成金は二年にかけて支払われ、オンラインツアー、オンラインでのプログラムやイベント、JANMストアの販売、年に一度のガラなどに重点を置いたチャレンジングな一年を経た現在、当館が再び本格的に活動をしていくための重要な支援となります。


「パンデミックによって一時閉館せざるをえなかった長い一年でした。JANMはLA芸術復興基金からの 「ライフライン」ともいうべきこの助成金に深く感謝しています。この助成金のおかげで、多様性と寛容を実現するための教育手段として歴史の教訓を活用し、長期的なサステイナビリティとレジリエンスのための重要な投資を継続できます。同じようにこの基金を受け取り、「ライフライン」 が私たち全員にとっていかに重要であるかを知っている姉妹団体に心からお祝いを申し上げます」とJANM館長兼CEOのアン・バロウズ。

「第二次世界大戦中にアメリカの強制収容所に収容された日系人の歴史を語るにあたり、その公民権侵害の教訓は、現代につながるものであり、この国で喫緊の解決が求められている問題でもあります。全米日系人博物館の展覧会やプログラムは、人種差別や公民権侵害という現在進行形のこの国の課題と切り離せません。当館は30年以上にわたって、日系アメリカ人の強制収容やアジア系に対する差別の歴史を教訓に人種的な公正さへの道を切り開いてきました」。

LA芸術復興基金は、20以上の基金が参加して行っており、COVID-19によるパンデミックの影響を受けた中小規模の芸術団体に複数年にわたる運営支援を行うものです。J・ポール・ゲティ財団が設立し、カリフォルニア・コミュニティ基金が運営しています。

LA芸術復興基金はまた、COVID-19パンデミックの影響を受けた黒人、ラテン系、アジア系、先住民の芸術団体を支援するフォード財団の「アメリカの文化財」(ACT)地域イニシアチブからのチャレンジグラントも原資としています。フォード財団のACTは、アメリカにおける芸術表現の多様性に対する認識を高めることを目的としています。地元の資金提供者は、フォード財団のチャレンジグラントと同額の資金提供に同意し、これまで十分に評価を受けてこなかったり、資金を得ていなかった地元の優れた芸術文化団体を支援することになりました。

「アメリカの文化財」は、フォード財団による全米と地域の2本立てのプログラムで、全米各地の優れた芸術の多様性について評価し称えるものです。 JANMは2020年10月に全米のACTイニシアチブの一部として初めて選定され、4年間にわたる560万ドルの助成を受けました。

JANMは4月に再開館し、時間ごとの人数制限をしながら金曜日から日曜日にかけて開館しています。またオンラインではアートや文化のプログラム、コンファレンス、映画上映、バーチャルツアーを継続して行っています。これまでJANMでは、強制収容所のアート、日系人の庭師、ハローキティについてなど多様性にあふれた文化的な展覧会を数多く行ってきました。

JANMは、同じくフォード財団ACTの助成を受けているアラブアメリカ系全米博物館(AANM)をはじめとして他の博物館とも提携してきました。最近では、JANMは2018年にAANMの「私たちが持ってきたもの」展を開催し、シリアやイラクからの難民がアメリカに持ってきた物を展示しました。

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1985年の設立より、JANMは日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。