即日発表 - 2021年10月01日

プレス連絡先:

Masako Miki - mmiki@janm.org - 213-830-5636

追悼ロイド・イヌイ教授:イヌイ教授の助言と知識は当館にとってかけがえのないものでした。


photo of Lloyd Inui speaking to the camera. He wears a teal collared shirt

全米日系人博物館(JANM)は、リタイア後も当館でのボランティア活動に力を注いでくださったロイド・イヌイ(Lloyd Inui)教授の逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。イヌイ教授は、ボランティアの学芸員、またアジア系アメリカ人の歴史に関する重要なアドバイザーとして大きな貢献をしてくださいました。

ロイド・イヌイ教授(享年91歳)は、インスピレーションの宝庫のようなメンターであり、先生であり、大学機関におけるアジア系アメリカ人研究の先駆者でもありました。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULB)のアジア・アジア系アメリカ人研究プログラムの設立に貢献され、1992年には同校の名誉教授に任命されました。

「ロイドは皆から尊敬を集めるJANMの専門家アドバイザーでした。当館のどの部門も彼の学術的な貢献の恩恵を受け、職員も多大な影響を受けました。展示ギャラリーにはロイドの影響があちこちに感じられます。彼が惜しみなく注いでくれた並外れた貢献に感謝してもしきれません。ご家族の皆様に心からの感謝とお悔やみを申し上げます」とJANM館長兼CEOのアン・バロウズ。

ロングビーチ在住であったイヌイ教授は、学術的そして個人的な専門的知見をJANMに提供し続けてくれました。ユタ州での幼少期、ワイオミング州ハートマウンテンでの強制収容、朝鮮戦争での兵役、ミシガン大学とCSULBでの研究、それらの全てが彼の膨大な知識の基盤を作っていました。

「私たちが手がけてきた展示の全てで、彼は羅針盤のような存在でした」とJANMのプロジェクトキュレーターであるエミリー・アンダーソン博士は話します。「『この物語にとって重要なのはこの方向だ』と彼は示してくれました。私たちが正しい方向へと進み続けるために、彼はなくてはならない人でした」。

展示や収蔵コレクションをはじめ、国立公園局の助成金、ディスカバー・ニッケイ、国際日系研究プロジェクト、教育プログラムなどについても、イヌイ教授はコーヒーカップを片手にさまざまなアドバイスをしてくれました、と当館職員は振り返ります。「日系人のリドレス運動の話でもレイカーズの最近の試合の話でも、どんな話題でも話がつきませんでした」と、JANMシニア・フィランソロピー・オフィサーのジョン・エサキは話します。

リタイア後、イヌイ教授はロングビーチからダウンタウンのJANMまでメトロのブルーラインに乗って通って来られていました。2000年にボランティアの臨時学芸員として勤務を始められたときも、彼のトレードマークである情熱的でありながら謙虚なスタイルで仕事と向き合っておられました。ほぼ毎日のように当館に通勤され、職員にとって彼はまさにチームの一員でした。

妻のタヅコさんはすでに亡くなられており、子供であるジェフリーさんとマーガレットさん、そして5人の孫がイヌイ教授を見送られました。イヌイ教授のご冥福をお祈りいたします。
 

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1985年の設立より、全米日系人博物館(JANM)は日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。