プレスのお問い合わせは、mmiki@janm.orgまたは213.830.5636にご連絡ください。
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JANMの展示施設は改修のため休館中です。再開館は2026年末を予定しています。展示施設とミュージアムストアの実店舗は休館していますが、リトル東京の本館施設、南カリフォルニアならびに全米や日本各地で、博物館の活動を継続してまいります。お楽しみに。
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全米日系人博物館(The Japanese American National Museum、JANM)は、日系アメリカ人の歴史を保存し、共有することを目的として設立されました。そのミッションは、アメリカの歴史の不可欠な一部として日系アメリカ人の物語を記録することにより、アメリカの民族的および文化的多様性への理解を深めることにあります。1985年、第二次世界大戦の日系退役軍人と、リトル東京の日系ビジネスマンのグループが協力して、当初ごく小規模な非営利団体として発足したJANMは、1992年の歴史的建造物である旧仏教寺院の建物の修復と、1999年の隣接する近代的なパビリオンの建設のため6000万ドル近くを調達する全国的な組織へと発展していきました。スミソニアン博物館協会公式加盟組織であるJANMは、2010年にアメリカの博物館に与えられる最高の栄誉である全米博物館美術館および図書館サービスメダルを受賞しました。

全米日系人博物館(JANM)は、LA芸術復興基金から 150万ドルの助成金を受けとることになりました。この助成金は、一年におよぶ臨時閉館を経た当館が、展覧会やイベント、その他のプロジェクトを継続していくことを支援してくれるものです。
この展覧会では、JANMの収蔵品からの数百点の物や資料、写真を交えながら、19世紀後半からの一世の移民に始まり、第二次世界大戦中の強制収容、戦後の再定住、リドレス運動に至るまでの日系アメリカ人の歴史を時系列で紹介しています。
展示している収蔵品の中でも特筆すべきは、ワイオミング州ハートマウンテン強制収容所で日系人らが暮らしていたバラックです。
ロサンゼルス生まれのスタンリー・ハヤミはごく普通のアメリカのティーンエイジャーです。アルハンブラのマーク・ケッペル高校に通い、学校の様子やアーティストや作家になる夢を日記に綴っていました。しかし時は1942年、彼は家族と共にワイオミング州のハートマウンテン強制収容所に送られるのです。十代のスタンリーが記した言葉やスケッチは、まるで窓のように彼の日常生活や感情を切り取っています。その中でスタンリーは家族の収容や徴兵、国のために戦うことの意義について赤裸々に語っています。
1944年、スタンリーはアメリカ陸軍第442連隊戦闘団に徴兵されました。この日系人部隊は、その規模と従軍期間においてアメリカ史上最も多くの勲章に輝いた部隊です。彼が家族に送った手紙には、ヨーロッパ戦線での苦難が打ち明けてはいるものの、両親を心配させないよう努めて明るいトーンで綴られています。スタンリーは19歳の時、イタリアで戦闘中に仲間を救出しようとして命を落としました。それでもスタンリーのレガシーは、遺族からJANMに寄贈された日記やアート、手紙などを通して生き続けています。
5月は「アジア系・太平洋諸島系アメリカ人ヘリテージ月間」であり、全米日系人博物館(JANM)では、5月1日のバーチャル・ガラ&オークションを皮切りに、ひと月にわたってさまざまなイベントやアクティビティを予定しています。
一般に広く公開するガラのバラエティ・ショーでは、多彩なエンターテイメントとスペシャルゲストが登場します。オンライン・ショーの司会は、俳優のデレク・ミオ氏、俳優のジュリー・リー氏、コメディアン&俳優のエイミー・ヒル氏です。オンライン・オークションも一般公開しており、入札は5月1日午後8時(PDT)に締め切ります。
アジア系・太平洋諸島系アメリカ人ヘリテージ月間中、JANMはさまざまなバーチャル・イベントを開催します。
昨日のミネアポリスでの判決は、何世紀にもわたって続いてきた偏見と社会的不公正を克服することに国が注力すべきであることを示す重要なリマインダーです。デレク・ショービンを有罪とした陪審員評決は、ジョージ・フロイド殺害が有色人種に対する制度的レイシズムの長い歴史の一部であるという事実をくつがえすものではないことを、当館は認識しています。しかし、この判決が癒しと和解への一歩となると希望を持って考えています。
この裁判だけにとどまるのでなく、この先も人種差別や差別を克服するための闘いを続けていくと、ミネアポリスや全米で声が上がっています。全米日系人博物館(JANM)もその声に加わります。
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