Full Institution name
Japanese American National Museum
Machine Name
janm
photo of guard tower at Amache concentration camp with horizon and cloudy sky in background.
Photo credit: National Parks Conservation Association

全米日系人博物館(JANM)は、コロラド州グラナダ近郊の1940年代の強制収容所であり、第二次世界大戦中に7,300人以上の日系人が収容されたアマチ国定史跡保存のための法案が下院において超党派で可決されたことに拍

全米日系人博物館(JANM)は、新たなボードメンバー4名を発表しました。

「新しいボードメンバーの皆さんそれぞれ、当館のガバナンスと将来にとって貴重なスキルと先見性をもたらしてくれます。私たちは彼らのアクティビズムと当館のミッションへの献身に感謝しています」と理事長のノーマン・ミネタ。

タイジ・テラサキ氏はトラスティーに、グレゴリー ・G・ナカヒラ氏、リサ・スギモト氏、タムリン・トミタ氏はガバナーに就任しました。


タイジ・テラサキ  

ハワイ州ホノルルを拠点に活動するタイジ・テラサキは、写真や彫刻、イマーシブな大規模インスタレーションを手がけ、霧をキャンバスに見立てて映像を投影するメディアを始めるなど、アートの世界で前衛的な革新を探求してきました。

「ミネ・オオクボのマスターピース:市民13660号のアート」

2021年は、アーティストのミネ・オオクボのグラフィック回顧録『市民13660号』が刊行されてから75周年の記念の年でした。1946年に出版された同書は画期的な一冊であり、アメリカの強制収容所について元収容者の視点から書籍一冊にわたる分量で記された初めての刊行物であるだけでなく、グラフィック回顧録というジャンルの草分けでもありました。『市民13660号』は200枚近いイラストとキャプションで構成されており、それらの作品を通してミネ・オオクボは、第二次世界大戦とそれに伴う強制収容によって彼女の人生にどのような変化が起きたかを描き出したのです。

全米日系人博物館は、ミネ・オオクボがタンフォラン集合センターそしてトパーズ収容所に収容されていた時に描いた数多くスケッチや、グラフィック回顧録のために描いた原画、最終原稿の下書きなどのコレクションの保管者として、この象徴的な作品の節目の年を迎えられることを光栄に思います。

この展覧会では、ミネ・オオクボのマスターピースを構成する作品を初めて展示し、『市民13660号』のアートをご紹介いたします。

 

全米日系人博物館(JANM)は、第二次世界大戦中に米国によって強制収容された日系人の一人であったロサンゼルスのティーンエイジャーの手紙やアート作品、手紙を新たな形でよみがえらせた展覧会を7月9日(金)から開催します。

粉々になった生:スタンリー・ハヤミの日記と手紙」展はワイオミング州のハートマウンテン強制収容所での若い青年の生活と、第442連隊戦闘団に従軍したハヤミの手紙に焦点を当てたものです。この日系人隔離部隊はその規模と従軍期間においてアメリカ史上最も多くの勲章に輝いた部隊です。

この展覧会の目玉の一つは、イマーシブな360度ビデオで、スマートフォンやその他のモバイル機器でご覧いただけます。また同展ではハヤミのアート作品、日記、手紙の実物なども展示します。作品や日記、手紙は全て彼のご家族からJANMに寄贈されたものです。観覧には当館ウェブサイトjanm.org/ja/visitより日時指定チケットの事前予約が必要です。

全米日系人博物館(JANM)は、6月9日にトライベッカ映画祭2021で、第二次世界大戦中に米国によって強制収容された日系人の一人であったロサンゼルスのティーンエイジャーの日記や手紙を蘇らせたイマーシブ・エクスペリエンスを発表しました。

『粉々になった生:スタンリー・ハヤミの日記と手紙』は、バーチャルリアリティ、拡張現実、複合現実のプロデューサーであるエンブレマティック社のノニー・デ・ラ・ペニャと、シャロン・ヤマトが、全米日系人博物館と共同で制作したものです。 

「スタンリー・ハヤミの文章とアートに命を吹き込んだこのイマーシブ・エクスペリエンスを通じて、より多くのアメリカ人が戦時下のヒステリーと日系人に対する差別がもたらした悲劇的な結果について知ることができます。ハヤミの短い人生の心を打つ物語は、民主主義と公民権のもろさについての警告です。JANMは一見偶然起きたように見える不幸な出来事が、新たな人種差別の始まりとなるのを何度も目撃してきました」と全米日系人博物館の副館長(プログラム担当)兼アートディレクターのクレメント・ハナミは話します。