JANMはインスピレーションと学びを届け、皆さんと多様な日系アメリカ人の経験や、当館のミッションとのつながりを生み出し続けるパブリックプログラムを、バーチャルと対面の両方で開催しています。今後のイベントの詳細や過去のプログラムの映像をご覧ください。
JANMの展示施設は改修のため休館中です。再開館は2026年末を予定しています。展示施設とミュージアムストアの実店舗は休館していますが、リトル東京の本館施設、南カリフォルニアならびに全米や日本各地で、博物館の活動を継続してまいります。お楽しみに。
全米日系人博物館(JANM)は、内務省の国立公園局(NPS)より、日系アメリカ人強制収容所跡助成金プログラム(JACS)を通じ、245,581ドルの助成金を受贈しました。
この助成金は、2022年にJANMで開催され、その後、アメリカ国内の4つの博物館を巡回予定のアレン・ヘンダーショット・イートン・コレクションとそのレガシーについての展覧会開催のために使われます。
今回のJACSの助成金は、イートン・コレクションを保護し、保存する活動を続けていくための大きな支援となります。このコレクションは、第二次世界大戦中の日系アメリカ人強制収容所で作られ、使われた美術品や工芸品から成るもので、2015年にはオークションが予定されました。そのオークションはアクティビストや法的措置によって中止され、2015年にJANMがイートン・コレクションの全作品を所蔵することになりました。
全米日系人博物館(JANM)は、11月12日(金)に90歳の誕生日を迎えられたノーマン・Y・ミネタ元運輸・国務長官にお祝いの言葉を贈ります。
ノーマン・Y・ミネタ氏は、1996年からJANMのボード・オブ・トラスティーズの一人であり、2015年からはボード・オブ・トラスティーズの理事長を務めています。また1988年から1995年まではJANMのボード・オブ・ガバナーズの一員であり、2010年から2015年までボード・オブ・ガバナーズの理事長を務めました。
ミネタ氏は、アジア系アメリカ人として初めて閣僚に任命されました。2000年にはビル・クリントン大統領の下で商務長官に就任し、2001年から2006年まではジョージ・W・ブッシュ大統領の下で運輸長官を務めました。
全米日系人博物館(JANM)は、ライター、編集者、ドキュメンタリー映像作家であったホリー・ヤスイ氏(享年67歳)の訃報に接し、哀悼の意を表します。ヤスイ氏は、10月31日、メキシコでCOVID-19の合併症によって亡くなられました。伝説的な日系弁護士で公民権運動家でもあったノミル・ヤスイ氏の一番下の娘でした。
「ホリー・ヤスイ氏が亡くなられたことを知り、当館は深い悲しみに包まれています。ホリーが彼女の父を描いた映画は、彼の画期的な公民権運動のレガシーを世代をこえて生かし続けるものでした。とんでもない不正をひるむことなく正そうとしたある一人の男性、それは彼女の父親であるわけですが、の驚異的な努力を記念するものだったのです。その彼の精神はホリー自身の社会正義への深いコミットメントの中に生き続けていました」とJANMのアン・バロウズ館長兼CEO。
デンバー出身のヤスイ氏は、ライター、編集者、翻訳者(スペイン語から英語へ)として活躍し、長年メキシコのサンミゲル・デ・アジェンデに住んでいました。
12月8日(水)• 7 p.m. (太平洋夏時間)
12月9日(木)• 12 p.m. (日本標準時)
[言語:日本語]
世界的なデザイン・建築事務所であるHOKの著名建築家、ギョウ・オバタ氏が設計した全米日系人博物館(JANM)のパビリオンがこのほど、米国建築家協会ロサンゼルス支部(AIALA)から「25年賞」を受賞しました。
AIALAは25年賞について「25〜35年の間、時の試練に耐えてきた」建築デザインに与えられる賞と説明しています。JANMのパビリオンは、そのデザイン、スケール、そして「重要なプラザの要として、コミュニティーのためのコミュニティーを創造する」点が評価されました。
10月28日に行われた授賞式に出席したJANM館長兼CEOのアン・バロウズは「AIALAから贈られた25年賞に心から感謝を申し上げます。パビリオンはオープン当初から、東洋と西洋の融合、日本とアメリカの文化や歴史の融合を象徴してきました。AIALAがこのプロジェクトを『アメリカ人とロサンゼルスに暮らす人々の生活と建築』に貢献するものとして選んでくれたことを嬉しく思います。実際、当館パビリオンは常に教育、コミュニティー、対話、民主主義の中心的な役割を果たしてきました」と話しました。
毎年恒例の「ココロ・クラフトショー」が、去年に続き今年もオンラインブティックとして開催されます。さまざまな商品を扱う60店舗以上のベンダーが参加します。
「このクラフトショーは、献身的なココロ・ボランティアが、毎年JANMを支援するために、長い時間をかけて準備し開催してくれているものです。パンデミックにもびくともしないその熱意と実行力は、当館への彼らの支援とコミットメントの結晶です」とアン・バロウズJANM館長兼CEO。
フレンズ・オブJANM(全米日系人博物館友の会)は、2021年11月1日から11月15日まで、第13回「ココロ・クラフトショー:バーチャル・ココロ2021」を開催します。新しくなったウェブサイト:kokorocraftshow.comで、バラエティーに富んだ商品をご覧いただけます。
さまざまな州のベンダーから、ユニークなハンドクラフトアイテムを直接オンラインでご購入ください。今年のココロ・クラフトショー出品者は、半数以上が初めての参加者です。商品は、陶器、アパレル、ジュエリー、文房具、食品、ファッションアクセサリーなど多岐にわたります。
南カリフォルニア大学(USC)がこのほど、第二次世界大戦中に家族と共に強制収容され、同大学を退学せざるをえなかった当時の日系人の学生に対して公式に謝罪し、元学生の故人に名誉学位を授与するという決定をしました。全米日系人博物館(JANM)は同大学のこの決定を支持します。
戦後、彼らの多くがUSCに復学することなく、また同大学より成績表の発行を拒否されました。そのため大学で学ぶという夢を諦めざるを得なかった人も少なくありませんでした。
「故人に名誉学位を授与するというUSCの行いは、かつて学生たちが深い痛みと苦難を経験したことを認めるものです。これは深刻な不公正を認識していく大切な一歩だと考えています」とアン・バロウズJANM館長兼CEO。「亡くなったご親族がかつてUSCに通っていたこと、また遅ればせながらもこのような名誉を受ける資格があることをいまだにご存知でないご家族がいらっしゃることは、戦時中の人種差別による嘆かわしいレガシーです」。
JANMボード・オブ・トラスティーズの副理事長であるロバート・T・フジオカにとって、このたびのUSCの行いは彼の父親が苦しんだ不公正をUSCが認めたという意味を持つものです。