ニマの声:第7話—川井 龍介
12月8日(水)• 7 p.m. (太平洋夏時間)
12月9日(木)• 12 p.m. (日本標準時)
[言語:日本語]
JANMの展示施設は改修のため休館中です。再開館は2026年末を予定しています。展示施設とミュージアムストアの実店舗は休館していますが、リトル東京の本館施設、南カリフォルニアならびに全米や日本各地で、博物館の活動を継続してまいります。お楽しみに。
12月8日(水)• 7 p.m. (太平洋夏時間)
12月9日(木)• 12 p.m. (日本標準時)
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世界的なデザイン・建築事務所であるHOKの著名建築家、ギョウ・オバタ氏が設計した全米日系人博物館(JANM)のパビリオンがこのほど、米国建築家協会ロサンゼルス支部(AIALA)から「25年賞」を受賞しました。
AIALAは25年賞について「25〜35年の間、時の試練に耐えてきた」建築デザインに与えられる賞と説明しています。JANMのパビリオンは、そのデザイン、スケール、そして「重要なプラザの要として、コミュニティーのためのコミュニティーを創造する」点が評価されました。
10月28日に行われた授賞式に出席したJANM館長兼CEOのアン・バロウズは「AIALAから贈られた25年賞に心から感謝を申し上げます。パビリオンはオープン当初から、東洋と西洋の融合、日本とアメリカの文化や歴史の融合を象徴してきました。AIALAがこのプロジェクトを『アメリカ人とロサンゼルスに暮らす人々の生活と建築』に貢献するものとして選んでくれたことを嬉しく思います。実際、当館パビリオンは常に教育、コミュニティー、対話、民主主義の中心的な役割を果たしてきました」と話しました。
毎年恒例の「ココロ・クラフトショー」が、去年に続き今年もオンラインブティックとして開催されます。さまざまな商品を扱う60店舗以上のベンダーが参加します。
「このクラフトショーは、献身的なココロ・ボランティアが、毎年JANMを支援するために、長い時間をかけて準備し開催してくれているものです。パンデミックにもびくともしないその熱意と実行力は、当館への彼らの支援とコミットメントの結晶です」とアン・バロウズJANM館長兼CEO。
フレンズ・オブJANM(全米日系人博物館友の会)は、2021年11月1日から11月15日まで、第13回「ココロ・クラフトショー:バーチャル・ココロ2021」を開催します。新しくなったウェブサイト:kokorocraftshow.comで、バラエティーに富んだ商品をご覧いただけます。
さまざまな州のベンダーから、ユニークなハンドクラフトアイテムを直接オンラインでご購入ください。今年のココロ・クラフトショー出品者は、半数以上が初めての参加者です。商品は、陶器、アパレル、ジュエリー、文房具、食品、ファッションアクセサリーなど多岐にわたります。
南カリフォルニア大学(USC)がこのほど、第二次世界大戦中に家族と共に強制収容され、同大学を退学せざるをえなかった当時の日系人の学生に対して公式に謝罪し、元学生の故人に名誉学位を授与するという決定をしました。全米日系人博物館(JANM)は同大学のこの決定を支持します。
戦後、彼らの多くがUSCに復学することなく、また同大学より成績表の発行を拒否されました。そのため大学で学ぶという夢を諦めざるを得なかった人も少なくありませんでした。
「故人に名誉学位を授与するというUSCの行いは、かつて学生たちが深い痛みと苦難を経験したことを認めるものです。これは深刻な不公正を認識していく大切な一歩だと考えています」とアン・バロウズJANM館長兼CEO。「亡くなったご親族がかつてUSCに通っていたこと、また遅ればせながらもこのような名誉を受ける資格があることをいまだにご存知でないご家族がいらっしゃることは、戦時中の人種差別による嘆かわしいレガシーです」。
JANMボード・オブ・トラスティーズの副理事長であるロバート・T・フジオカにとって、このたびのUSCの行いは彼の父親が苦しんだ不公正をUSCが認めたという意味を持つものです。
全米日系人博物館(JANM)は、リタイア後も当館でのボランティア活動に力を注いでくださったロイド・イヌイ(Lloyd Inui)教授の逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。イヌイ教授は、ボランティアの学芸員、またアジア系アメリカ人の歴史に関する重要なアドバイザーとして大きな貢献をしてくださいました。
全米日系人博物館ナショナル・センター・フォー・ザ・プリザベーション・オブ・デモクラシー(The National Center for the Preservation of Democracy at the Japanese American National Museum、NCPD@JAN)と アジアンアメリカン・アドバンシング・ジャスティス-ロサンゼルス (AAAJ-LA)はアジア系に対するヘイトとレイシズムをテーマに取り上げた、新しいアートプロジェクトを行うアーティスト2人の募集を発表しました。
全米日系人博物館・民主主義保存全米センター(NCPD@JANM)とアジアンアメリカン・アドバンシング・ジャスティス-ロサンゼルス (アドバンシング・ジャスティス-LA)
2001年9月11日の事件から20周年を迎えるにあたり、この国はこの歴史上の重大な出来事を嘆き、記憶し、その傷を癒し続ける日を共に迎えます。全米日系人博物館(JANM)は、この厳粛な追悼の日に祈りを捧げると同時に、民主主義の理想である寛容さと多様性を保ち続けることをこの国に呼びかけます。
アメリカ人とはさまざまな肌の色、信仰を持つ人々であり、2001年9月11日の事件の犠牲者も同様に多様でした。しかしワールドトレードセンター、ペンタゴン、そしてユナイテッド航空93便のペンシルベニア州での墜落事件の後、多くの報復攻撃は不当にも有色人種のコミュニティーに向けられました。ヘイトクライムの連鎖の中で、9月11日後に最初の死者となったのは、2001年9月15日にアリゾナ州メサで殺害されたシーク教徒のバルビール・シン・ソディ氏でした。
アーティストのミネ・オオクボのグラフィック回顧録『市民13660号』が刊行されてから75周年にあたる本年、全米日系人博物館では特別展「ミネ・オオクボのマスターピース:市民13660号のアート」を8月28日〜2022年2月20日にかけて開催いたします。200枚近いイラストから成る同書は画期的な一冊であり、アメリカの強制収容所について元収容者の視点から書籍一冊にわたる分量で記された初めての刊行物でした。
日系アメリカ人のアーティスト、ミネ・オオクボは、その有望なキャリアの始まりの時期に二度も戦争に巻き込まれながらも、粘り強く多くの作品を生み出しました。