全米日系人博物館は、11月9日(土)~2020年6月7日(日)に、特別展「きのこ雲の下で:広島、長崎と原爆(Under a Mushroom Cloud: Hiroshima, Nagasaki, and the Atomic Bomb)」を開催します。これは2020年、広島と長崎への原爆投下から75周年を迎えるのにあわせて、全米日系人博物館が広島市、長崎市と共に開催するものです。
1945年8月6日、広島に、そして3日後の8月9日、長崎に、人類史上初めて原子爆弾が投下されました。この2つの都市は瞬く間に破壊され、無差別に多くの命が奪われました。そして、その惨劇を生き延びた人々も心身に深く傷を負い、彼らの人生もまた大きく変わってしまったのです。
この展覧会では、広島、長崎と原爆の歴史を、広島平和記念資料館が作成した解説パネルで伝えると共に、被爆者が身に着けていた衣類や持ち物といった被爆資料を展示します(被爆資料の展示は2020年3月1日まで)。広島市、長崎市からお借りするこれらの資料の中には、2016年に現職の大統領として初めて広島を訪問したオバマ大統領が折った折鶴も含まれます。この折鶴をはじめ複数の資料が、アメリカ西海岸では初めての展示です。